キャンプで湯たんぽに入れるお湯の温度はどのくらいがいいんですか?最適なお湯の作り方を教えてください。
このような悩みにお答えします。
本記事の内容
- 湯たんぽの最適な温度は
- たんぽは使い方を知らんなければ低温やけどになります
- 湯たんぽを使用するにあたり気をつけるべき点は
- 湯たんぽの温度の持続時間は想像した以上に効果大です
- キャンプで最適な温度のお湯を作る方法を3つ紹介します
- 【番外編】湯たんぽのお湯をわかすのがめんどくさいと思った人に朗報があります
キャンプでの暖房器具として、湯たんぽを使う人も多いですよね。
冬キャンプに挑戦する人の中にも、湯たんぽを持っていく人も多いと思います。
湯たんぽをキャンプで使うとなると、お湯の準備が大変だし、お湯の温度を測る道具もなかったり、悩みますよね。
そこで、今回は、湯たんぽの最適な温度のお湯の作り方を紹介します。
僕は、キャンプを始めて、約8年くらい経つキャンパーです。
冬キャンプで、湯たんぽを使う機会が多いとこです。
僕がいつも行う湯たんぽのお湯の作り方を紹介できればと思います。
最後まで読んでもらえると、湯たんぽのお湯の作り方に迷うことはなくなると思います。
では、いきましょう。
湯たんぽの最適な温度は
湯たんぽの最適な温度とは、一般的な話をします
湯たんぽの最適な温度は、70℃~80℃です。
湯たんぽに入れる温度は、湯たんぽの素材の耐熱温度によって異なるため、温度は商品によって違います。しかし、70℃~80℃であれば、どの素材の耐熱温度もクリアしています。この温度を覚えればOKです。
医療関係で使われる湯たんぽの場合は、100℃の沸騰したお湯をいれるそうですが、Amazonや量販店で買うような湯たんぽの場合、特にプラスチック製は耐えられな可能性があるので注意です。説明書や商品の詳細表示のところをみれば耐熱温度が書かれてあるので、買うときにはチェックするようにしましょう。
湯たんぽは使い方を知らなければ低温やけどになります
湯たんぽを使うとなると、低温やけどに注意しなければいけません。
「低温やけど」とは、熱くない熱源(肌温度より高い温度)に長時間触れていたときに起こります。
怖いのが、「熱くない熱源」ですことです。熱さや痛みを感じないまま、皮膚の深い部位の組織が壊死して重症となることもあるようです。
低温やけどになる目安はこちらです。
- 44度なら3時間20分
- 46度なら1時間半
- 50度なら2分45秒
ちょっとした驚きじゃないですか?
44度くらいなら、低温やけどにならないでしょって、軽視しちゃいそうですよね。
症状としては、温めていた肌がヒリヒリするなぁと感じたら、低温やけどを負っている可能性があるので、すぐに熱源を遠ざけるようにしましょう。
しかし、湯たんぽとなると、寝ているときに知らないうちに。。。ということもあるので、事前に考慮しておく必要がありますね。
湯たんぽを使用するにあたり気をつけるべき点は
- 長時間、湯たんぽが同じ場所が当たらないようにしましょう
- 湯たんぽの専用カバーやタオルを巻いて、温度を下げましょう
気をつけるべきことについて、説明しましたが、湯たんぽの暖房器具としての効果は高いので、間違った使い方はしないようにしましょう。
湯たんぽの温度の持続時間は想像した以上に効果大です
湯たんぽの44℃以上の持続時間は、約4時間と言われています。
僕の経験からすると、シュラフの中に湯たんぽを入れると、朝まで温かいままです。この結果になった理由としては、シュラフ自体の保温性の恩恵を受けていた可能性が高いですね。
なので、シュラフの中で湯たんぽを入れると、朝まで温かさが持続できるので、暖房効果として効果大ですね。
シュラフに入れるタイミングですが、シュラフに入る15分~20分前に入れておくと、入ったときのヒヤッとした感覚もなく寝るれるので、ぬくぬくで寝ることができます。
キャンプで最適な温度のお湯を作る方法を3つ紹介します
湯たんぽの最適な温度(70℃)のお湯を作る方法を3つあります。
- 料理用温度計で温度を測る
- 鍋の底にできる気泡を見て判断する
- 沸騰したお湯にさし水する
①料理用温度計で温度を測る
料理(クッキング)用温度計を使って、温度を計り70℃にする方法です。
料理用温度計は、ホームセンターや量販店、100円ショップでに売っています。値段は、高くないので、購入しておいてもいいですね。
②鍋の底にできる泡を見て判断する
鍋で水を沸騰されると、鍋の底で気泡ができます。その気泡から温度を判断する方法です。
鍋の気泡の状態と温度の目安はこちらです。
温度 | 気泡の状態 |
---|---|
60℃ | 底から小さい泡が立ち始める |
70℃ | 底から出る泡が大分増えてくる |
80℃ | 泡が底面全体から出てくるような感じになって、泡がすぐはじけるようになる |
85℃ | お湯が沸き始めると「水面」に小さな泡が浮き始め、この小さな泡が多くなる |
90℃ | 小さい泡だったのが、大きめの泡になってくる |
100℃ | 泡よりも 表面が大きく波だっている |
お湯の温度が70℃となるのは、鍋の底から出る気泡が増えてきたタイミングですね。
料理用温度計と違って正確な温度はわかりませんが、だいたいの温度がわかります。
③沸騰したお湯にさし水する
お湯を沸騰させて、そこに水を加えることで、約70℃のお湯を作る方法です。
沸騰したお湯の量の半分の量の水を加える。
これを覚えておくだけで、約70℃の温度にすることができます。
その秘密は、理科の熱量の計算で求めることができます。
計算なんてどうでもいいよっと思った人がいると思います。
だから割愛します。
3つ方法を紹介しましましたが、この方法が一番手間がかからないのでいいかもしれませんね。
お湯を見ることもなく、温度もチェックすることもしなくていいので、単純でわかりやすいです。水の入れる量さえわかっていれば、誰でもできますからね。
【番外編】湯たんぽのお湯をわかすのがめんどくさいと思った人に朗報があります
お湯をわかすことがめんどくさいなぁと思っている人は、お湯がいらない湯たんぽにしませんか?
充電式の湯たんぽ
です。
充電式の湯たんぽは、最短10分の充電で、最大8時間は使用できます(製品によって違いますが)。最短10分の充電なので、電気代は約2円です。ランニングコストとしては安いですね。
デメリットとしては、他の湯たんぽん比べて、電化製品なので寿命が短いこです。
電源サイトでキャンプするなら、使用したいときに充電すればいいので、寝るとき以外での湯たんぽの使用が増えますね。そう考えると、充電式の湯たんぽは、冬キャンプには、絶対に使えるアイテムだと思いませんか。
あと、小型の湯たんぽであれば、USBから充電できるものもあります。
そちらは、USBバッテリーと組み合わせれば、最強ですね。
まとめ
湯たんぽの最適な温度は、70℃ですが、長時間、同じ場所に当てると低温やけどになるので注意が必要です。湯たんぽをシュラフの中で使うと、朝まで温かいままなので、キャンプの暖房対策としては効果大です。
湯たんぽを準備するのに、70℃の温度を作ることは大変そうですが、沸騰したお湯の量の半分の量の水を加えれば簡単に作ることができます。
最後に、お湯を沸かしたくない方は、充電式湯たんぽがおすすめです。